GraphPad Prism nQuery SnapGene Geneious Prime

SnapGene
SnapGeneラーニング:基本操作
製品トライアル版SnapGene Viewer

  

SnapGeneの基本操作

- SnapGene 8.0 -

このチュートリアルでは、SnapGeneの基本的な操作方法について学びます。チュートリアルで使用するデータもダウンロードできるようになっており、ハンズオンで実際に操作することでより深く SnapGene の機能や操作方法を学ぶことができるようになっています。

チュートリアルでは SnapGene8(Mac版・日本語版)の画像が使用されています。SnapGene7 を使用したチュートリアルは SnapGeneの基本操作 -SnapGene 7 - をご参照ください。

1. SnapGene 画面構成

フォルダパネルの表示/非表示の切り替えは、左上にある矢印アイコン SnapGeneツールバー:整列を表示 を使用します。カーソルを画面左に移動させると自動的にフォルダパネルが開きます。

SnapGene8_画面構成_フォルダパネル非表示
フォルダパネル非表示
SnapGene8_画面構成_フォルダパネル表示
フォルダパネル表示

1ビュータブ:画面表示の切り替えを行います。

2サイドツールバー:マップやシークエンスのフィーチャーの非表示/表示切替を行います。

3トップツールバー:ビューの分割表示、マップやシークエンスの表示設定を行います。

SnapGene8新機能_マップビュー

1-1. フォルダパネル

1. フォルダパネルの 「Open Folder」をクリックし、コンピューターシステム上にある任意のフォルダ(プロジェクトフォルダ)を選択します。

SnapGene8_フォルダパネル_1

2. 選択したフォルダが、プロジェクトとしてフォルダパネルに表示されます。

フォルダパネルではサブフォルダとファイルが階層的に表示されます。

SnapGene8_フォルダパネル_2

3. 別のプロジェクトフォルダを開く場合、プロジェクトフォルダ名の右横にある (3点リーダー)をクリックし、「プロジェクトフォルダを開く」 を選択します。

SnapGene8_フォルダパネル_2

4. 選択したプロジェクトフォルダが開きます。

SnapGene8_フォルダパネル_4
プロジェクトの途中だった場合、中断した時点で開いていたファイルが開久野でスムーズに作業を再開することができます。

5. SnapGene 上から新規フォルダを作成することも可能です。新規にプロジェクトファイルを作成する場合は、「Create Project...」を選択します。

SnapGene8_フォルダパネル_2

SnapGene のインポート機能を使用して開いたファイルが未保存の場合、フォルダパネルに表示されません。フォルダパネルに表示させるには、ファイルを保存する必要があります。

ファイルの内容(シークエンスの塩基置き換えやプライマーの作成など)に変更が加えられた後に保存されていない場合、フォルダパネルの上部にメッセージ:"You have unsaved changes" が表示されます。変更が加えられている未保存ファイルを一括で保存するには、フォルダパネルに表示される "You have unsaved changes" の右横にある (3点リーダー)をクリックし、「すべてを保存」 を選択します。

SnapGene8_フォルダパネル_You have unsaved changes

1-2. タブ

保存されていないファイルは、タブにカーソルを合わせた時または該当するタブを開くとタブ名の右側に(オレンジ色の丸)が表示されます。

SnapGene8_タブの操作

SnapGene8_タブ:保存済ファイル : ファイルは保存されています。

SnapGene8_タブ:未保存ファイル : 変更が加えられたファイルです。ファイルは保存されていない状態です。

SnapGene8_タブ:インポートファイル : インポートしたファイルです。ファイルは保存されていない状態です。

右上の (3点リーダー)をクリックすると、現在開いているファイル、または最近使用したファイルの一覧が表示されます。

SnapGene8_フォルダパネル_You have unsaved changes

2. SnapGeneを起動する

本チュートリアルでは、pcDNA3.1+/C-Myc を使用します。下記ページより、pcDNA3.1+ C-Myc.dnaファイルをダウンロードして任意の場所に保存してください。

pcDNA3.1+ C-Myc Sequence and Map
Mammalian expression vector with a CMV promoter for expressing C-terminally Myc-tagged proteins.

www.snapgene.com

SnapGeneを起動すると次のような画面になります。

SnapGene8_起動直後の画面

3. ファイルを読み込む

画面左上の 「開く」ボタンのメニューから「ファイルを開く」を選択し、ダウンロードしたプラスミドデータ(pcDNA3.1+ C-Myc.dna)を読み込みましょう。

SnapGene8_開く>ファイルを開く...

ファイルを指定する画面が出てきたら、ダウンロードしたファイルを選択して「開く」を押してください。次のような画面になっていれば、読み込み成功です。

SnapGene8_PcDNA3.1_マップビュー

4. ツールバー

サイドツールバー1 では主にマップやシークエンス上に表示する項目、トップツールバー2 ではマップやシークエンスの表示方法を設定します。ツールボタンの機能が無効 (SnapGeneツールバーアイコン_制限酵素_非表示) になっている場合は、ボタンをクリックすると有効 (SnapGeneツールバーアイコン_制限酵素) になります。

SnapGene8_画面構成_pcDNA3.1+/C-Myc_ツールバー

4-1. サイドツールバーの詳細

サイドツールバーから、マップやシークエンスにフィーチャー、制限酵素や ORF などの表示切替(表示/非表示)や表示形式の設定を行います。

SnapGene8ツールバーアイコン:制限酵素制限酵素の表示切替

制限酵素の表示切替を行います。右側にある矢頭をクリックすると、制限酵素の種類を選択できます。

SnapGene8_制限酵素の表示切替

SnapGeneツールバーアイコン_フィーチャーの表示切替フィーチャーの表示切替

フィーチャー(CMV promoter など)の表示切替を行います。

SnapGeneツールバーアイコン:プライマーの表示切替プライマーの表示切替

プライマー情報を含んでいる配列データの場合は、プライマーも表示されます。プライマーの表示切替(表示/非表示)を行います。

SnapGene_プライマーの表示切替_無効プライマー表示機能 :無効
SnapGene_プライマーの表示切替_有効プライマー表示機能 :有効

SnapGeneツールバーアイコン:翻訳とORFの表示切替_表示翻訳とORFの表示切替

オープンリーディングフレーム(ORF)の表示切替を行います。デフォルトでは、「開始コドン(ATG)があり、最小アミノ酸数が75以上」の場合に ORF と判断するよう設定されています。右側にある矢頭をクリックすると、表示する ORF の設定を変えることができます。「翻訳オプション」で ORF と判断する条件を変えることもできます。

SnapGeneツールバーアイコン:色の表示切替色の表示切替とGC含有の表示

任意のフィーチャーに色を付けたり、GC含有量に応じた色分けを表示させることができます。右側にある矢頭をクリックすると、詳細設定ができます。

SnapGeneツールバーアイコン:位置の表示切替位置の表示切替

制限酵素やプライマーの塩基の位置の表示切替を行います。

SnapGeneツールバーアイコン:アライメントの表示アライメントの表示

選択されている配列ファイルを参照配列とし、配列のアライメントを行います。

SnapGene は参照配列にマッピングを行う機能はありません。参照配列にアライメントを行う場合、各リードは参照配列に対して個別にアラインメントされます。

4-2. トップツールバーの機能

トップツールバーからマップやシークエンスの表示方法などを設定します。Display メニューにあるいくつかの機能は、サイドツールバーに用意されている機能と重複します。

マップビュー

SnapGeneツールバーアイコン:コンテンツの分割表示コンテンツの分割表示

2つのビューを画面上下に分割して表示します。

SnapGeneツールバーアイコン:環状マップの表示環状マップの表示

環状マップを表示します。

SnapGeneツールバーアイコン:水平マップの表示水平マップの表示

水平マップを表示します。環状マップでは見にくい時に使用すると便利です。

SnapGeneツールバーアイコン:Displayディスプレイ

サイドツールバーにある表示/非表示機能は、トップツールバーの Display から選択することも可能です。

SnapGene8_マップビュー_Displayドロップダウンメニュー

SnapGene8ツールバーアイコン:酵素を表示_オン: 酵素を表示
SnapGene8ツールバーアイコン:フィーチャーを表示_オン: フィーチャーを表示
SnapGene8ツールバーアイコン:プライマーを表示_オン: プライマーを表示
SnapGene8ツールバーアイコン:翻訳とORFを表示_オン: Show Translations and ORFs
SnapGene8ツールバーアイコン:Show Colors_オン: Show Colors
SnapGene8ツールバーアイコン:Show Locations_オン: Show Locations
SnapGene8ツールバーアイコン:Show Alignment_オン: Show Alignments

シークエンスビュー

SnapGene8ツールバーアイコン:ライン幅の自動折り返し表示_オンライン幅の自動折り返し表示

ウィンドウのサイズに応じてライン幅を変更して表示します。

SnapGene8ツールバーアイコン:ライン幅の固定_オンライン幅の固定

ライン幅を 30bp、50bp、75bp、100bp、150bp、300bp、500bp で固定します。またはライン全てを水平スクロールで表示します。

SnapGene8ツールバーアイコン:Displayディスプレイ

トップツールバーの Display から、サイドツールバーに用意されている機能を選択することも可能です。

SnapGene8_シークエンスビュー_Displayドロップダウンメニュー

SnapGene8ツールバーアイコン:フ酵素を表示_オン: 酵素を表示
SnapGene8ツールバーアイコン:フィーチャーを表示_オン: フィーチャーを表示
SnapGene8ツールバーアイコン:プライマーを表示_オン: プライマーを表示
SnapGene8ツールバーアイコン:翻訳とORFを表示_オン: Show Translations and ORFs
SnapGene8ツールバーアイコン:Show Colors_オン: Show Colors
SnapGene8ツールバーアイコン:SHow Locations_オン: Show Locations
SnapGene8ツールバーアイコン:show Alignments_オン: Show Alignments


Use Alternative Format:シークエンスのフォーマットを切り替えます。

User Fixed Line Width: ライン幅を固定します。ツールボタンの ラインの固定(SnapGene8ツールバーアイコン:ライン幅を固定_オン)と同じ機能です。

Use 3-Letter Amino Acid Codes : アミノ酸コードを1文字表記と3文字表記に切り替えます。


Show Minimap: シークエンスビューの下部にミニマップを表示します。

5. 画面表示の切替え

画面表示の切替えは上部にあるビュータブで行います。2つのビューを分割して表示することも可能です。ビューを分割で表示するには、トップツールバーの Split Content (SnapGene8ツールバーアイコン:コンテンツの分割表示) をクリックします。

SnapGene_基本操作_コンテンツの分割表示

5-1. シークエンスビュー

シークエンスビューでは、全長の塩基配列を確認することができます。 シークエンスビューでもツールバーを使うことができるので、制限酵素やORFなどの表示切替ができます。

SnapGene8_基本操作_シークエンスビュー

また、塩基配列の編集もすることができます。例えば、777塩基目のグアニン(G)をアデニン(A)に変更する場合は、該当箇所をドラッグして “A” を入力します。

SnapGene_基本操作_シシークエンスビュー_塩基の変更

ダイアログが開き、選択した塩基(777塩基目)と変更する塩基がフィールドに入力されているのを確認し、「挿入」ボタンをクリックすると編集が完了します。

SnapGene_基本操作_塩基を挿入ダイアログ

SnapGene_基本操作_シークエンスビュー_塩基の変更2

編集内容を取り消す場合は、ツールバーにある「取り消す」で元に戻すことができます。

5-2. 酵素ビュー

プラスミドに含まれる制限酵素認識部位の詳細を見ることができます。 チェックボックスをクリックすることで、任意の制限酵素を追加したり除外したりすることもできます。

SnapGene_基本操作_酵素ビュー

また、「酵素の選択」から任意の酵素セットを作成することもできます。研究室でよく使う制限酵素セットを作成しておくと便利です。

SnapGene_基本操作_酵素ビュー_酵素の選択

SnapGene_基本操作_酵素ビュー_酵素の選択2

「酵素の詳細設定」から、ドロップダウンメニューに表示するサプライヤーの優先順位や表示する数を変更することが可能です。

SnapGene_基本操作_酵素ビュー_酵素の詳細設定

SnapGene_基本操作_SnapGene設定:酵素

5-3. フィーチャービュー

フィーチャー(T7 promoterなど)の詳細を確認したり、任意のフィーチャーを除外をすることができます。

右向きシェブロン [ ] をクリックすると詳細情報が表示されます。フィーチャーにカーソルを合わせると、右端に編集(SnapGene8:フィーチャービュー_編集アイコン)、非表示(SnapGene8:フィーチャービュー_表示アイコン)アイコンが表示されます。

SnapGene_基本操作_フィーチャービュー

編集アイコン(SnapGene8:フィーチャービュー_編集アイコン)をクリックすると、フィーチャー編集ダイアログが開き、フィーチャーを編集することができます。

SnapGene_基本操作_フィーチャービュー

追加したフィーチャーもフィーチャービューで確認することが可能です。

シークエンスビューで任意の領域をドラッグして、ツールバーの「フィーチャー」から「フィーチャーを追加」をクリックすると、任意をフィーチャーを追加することができます。

SnapGene_基本操作_フィーチャービュー_フィーチャーを追加

SnapGene_基本操作_フィーチャービュー_フィーチャーの追加ダイアログ

5-4. プライマービュー

プライマー情報の詳細を確認することができます。シークエンス用プライマーなどをプラスミドごとに登録しておくと便利です。

SnapGeneファイルにプライマー情報が登録されている場合は、ツールバーの「プライマー」から「プライマーをインポート」をクリックすると、そのプライマーを追加することができます。

SnapGene_基本操作_プライマービュー_プライマーを追加

また,シークエンスビューで任意の領域をドラッグして、ツールバーの「プライマー(P)」から「プライマーを追加(A)」をクリックすると、任意のプライマーを追加することができます。

SnapGene_基本操作_プライマービュー_ダイアログ:プライマーを追加

追加したプライマーもプライマービューで確認できます。

SnapGene_基本操作_プライマーの確認

5-5. 履歴ビュー

編集の履歴を自動で記録し表示します。例えば、先に行った「777塩基目のグアニンをアデニンに変更」もしっかりと記録されています。

SnapGene_基本操作_履歴ビュー

Show as Text (SnapGeneツールバー:整列を表示) をクリックすると、テキスト形式による履歴が表示されます。

SnapGene_基本操作_履歴ビュー_テキスト形式

6. シミュレーションツール

ここからはSnapGeneで使えるシュミレーションツールをご紹介します。

6-1. アガロースゲル電気泳動像をシミュレーション

制限酵素処理したプラスミドをアガロースゲル電気泳動した場合に、どのようなバンドが出現するかをシュミレーションすることができます。ツールバーにある「ツール(T)」から「アガロースゲルをシミュレート(S)」をクリックしてください。

何も選択しないとスーパーコイル型の泳動パターンを、任意の制限酵素を選択するとそれに応じたサイズをシミュレーションします。

アガロースの濃度を変更したり、サイズマーカーの種類を変えたりすることもできます。

PCR用のプライマーを追加しておくと、PCRで増幅したフラグメントのサイズもシミュレーションできます。

6-2. In-Fusion®クローニング

各種クローニング法をシミュレーションできますが、ここでは具体例としてIn-Fusion®クローニングをやってみましょう。

今回は、pCDNA3.にLuciferase遺伝子をクローニングするというシミュレーションを行います。ルシフェラーゼ遺伝子の配列は、pGL3-Promoterを使います。

pGL3-Promoter Sequence and Map
SV40 promoter-containing vector for measuring the activity of enhancer sequences with a luciferase assay.

www.snapgene.com

ツールバーにある「アクション(A)」から「In-Fusion®クローニング(F)」を選択して、「断片を挿入(F)」をクリックしてください。

「断片」タブを選択し、右側の「断片のソース」のドロップダウンリストからpGL3-Promoter.dnaを選択します。

pGL3-Promoter.dna ファイルをダウンロードしたのみでSnapGeneで読み込んでいない場合、ドロップダウンリストに pGL3-Promoter.dna は表示されません。ドロップダウンリストに表示されていない場合は、ブラウズをクリックしダウンロードしたファイルを選択下さい。

SnapGene In-Fusion<sup>®</sup>クローニング 断片を挿入ダイアログ

「ベクター」タブで置換したい部分を選択し、「断片」タブで挿入したい部分をクリックします。

「産物」タブを選択し、右側の「オーバーラップしているPCRプライマーを選択」をクリックします。Tm値やオーバーラップする塩基数を設定して「プライマーを選択します」をクリックすると完了です。

シークエンスビューでクローニング後の配列を確認したり、プライマービューで実際に使用するプライマーの配列を確認できます。

右下の「産物作成」で任意のクローン名(今回は “pCDNA3.1-Luc” )を付けて「クローン」をクリックすると、新しいプラスミドマップを作ることができます。

履歴ビューでIn-Fusion®クローニングの過程も確認できます。

新たに作成したプラスミドマップは保存されていませんので、任意のフォルダの保存するのを忘れないようにしてください。