フォントと EPS ファイル
Prism Windows には、EPS 形式へのエクスポート時のフォントの処理方法として 2 つのオプションがあります (Mac 版にはない)。
デフォルトは、使用したフォントへの参照を維持しつつ、テキストを文字として EPS ファイルに保存するオプションです。標準のフォントのみを使用した場合、この形式では他のユーザーによるテキストの編集、またはフォントおよびサイズ変更が可能です。唯一の欠点は、使用したフォントとまったく同じものがインストールされていないコンピューターでこのファイルが開かれる場合、他のフォントが代用され、表示形式が著しく変わってしまう点です。

Prism Windows では、すべてのテキストをアウトラインに変換し、フォント ファイルへの参照なしに各文字が一連のグラフィック オブジェクトとして表されるようにするオプションもあります。Prism Mac 版では常にこの形式ではEPS ファイルがエクスポートされます。この方法の利点は、使用したフォントがインストールされていないコンピューターでもグラフまたはレイアウトの表示形式が維持される点です。欠点は、テキストがテキストとしてエンコードされない点です。このことは、.eps ファイルを開いてテキストの編集や、ポイント サイズの変更、別のフォントへの切り替えができないことを意味します。
Adobe 製品には、上記の 2 つの方法の良い点を組み合わせた、3 つ目のフォント処理方法があります。フォント定義自体がファイルに含まれるため、テキストはテキストのままとなり、どのコンピューターでも完璧にレンダーされます。ただし、弊社の理解では、この方法は Adobe 製品同士でのみ機能し、この方法を実装するのに必要なフックは Adobe 社より提供されていません。
埋め込みフォントという用語の使用法に一貫性がないため注意してください。Adobe 社では、この用語は上記の 3 つ目の方法 (ファイル内にフォント定義を含める) の意味で使用されています。Prism 5 以前のバージョン (および一部の他のプログラム) では、"埋め込みフォント" という用語は、上記の 2 番目の方法 (フォントをアウトラインまたはグリフに変換する) の意味で使用されています。