In-Fusion®クローニング
各種クローニング法をシミュレーションできますが、ここでは具体例としてIn-Fusion®クローニングをやってみましょう。
今回は、pCDNA3.にLuciferase遺伝子をクローニングするというシミュレーションを行います。使用するデータを下記よりダウンロードしSnapGeneで読み込みます。ファイルの読み込みはSnapGene基本操作:3.ファイルを読み込むを参照して下さい。
Mammalian expression vector with a CMV promoter for expressing C-terminally Myc-tagged proteins.
www.snapgene.com
ルシフェラーゼ遺伝子の配列は、pGL3-Promoterを使います。
SV40 promoter-containing vector for measuring the activity of enhancer sequences with a luciferase assay.
www.snapgene.com
In-Fusion®クローニング
ツールバーにある「アクション(A)」から「In-Fusion®クローニング(F)」を選択して、「断片を挿入(F)」をクリックしてください。
「断片」タブを選択し、右側の「断片のソース」のドロップダウンリストからpGL3-Promoter.dnaを選択します。
pGL3-Promoter.dnaファイルをダウンロードしたのみでSnapGeneで読み込んでいない場合、ドロップダウンリストにpGL3-Promoter.dnaは表示されません。ドロップダウンリストに表示されていない場合は、ブラウズをクリックしダウンロードしたファイルを選択下さい。
「ベクター」タブで置換したい部分を選択し、「断片」タブで挿入したい部分をクリックします。
「産物」タブを選択し、右側の「オーバーラップしているPCRプライマーを選択」をクリックします。Tm値やオーバーラップする塩基数を設定して「プライマーを選択します」をクリックすると完了です。
シークエンスタブでクローニング後の配列を確認したり、プライマータブで実際に使用するプライマーの配列を確認できます。
右下の「産物作成」で任意のクローン名(今回は “pCDNA3.1-Luc” )を付けて「クローン」をクリックすると、新しいプラスミドマップを作ることができます。履歴タブでIn-Fusion®クローニングの過程も確認できます。
新たに作成したプラスミドマップは保存されていませんので、任意のフォルダの保存するのを忘れないようにしてください。
チュートリアルで紹介した機能や操作方法に関するお問い合わせはお問合せフォームよりお願いします。