GraphPad Prism  6 ユーザーズガイド

データの変換

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データの変換

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Prism でデータを変換する際、データ テーブルは変更されません。代わりに、変換された値を使用して新しい結果テーブルが作成されます。

hmtoggle_plus1標準関数

関数の選択

以下のいずれかの関数を選択して Y 値を変換します (類似の関数を X に使用可能)。

 

関数

コメント

Y= Y * K

Y = Y + K

Y = Y – K

Y = Y / K

Y = Y squared

Y = Y ^ K

Y = log(Y)

Y = -1*log(Y)

Y = ln(Y)

Y = 10 ^ Y

Y = exp(Y)

Y = 1/Y

Y = sqrt(Y)

Y = logit(y)

Y = probit(Y)

Y = rank(Y)

Y = zscore(Y)

Y = sin(Y)

Y = cos(Y)

Y = tan(Y)

Y = arcsin(Y)

Y = ABS(Y)

Y = Y + Random

Y = X / Y

Y = Y / X

Y = Y – X

Y = Y + X

Y = Y * X

Y = X – Y

Y = K - Y

Y = K/Y

指定のボックスに K を入力

 

指定のボックスに K を入力

底を 10 とする対数

 

自然対数 (底を e とする)

10 の Y 乗 (log の逆関数)

eY (ln の逆関数)

 

平方根

ln(Y/1-Y)

Y は 0.0 から 1.0

カラムのランク。最小の Y 値がランク 1 になります。

カラム平均からの SD の数

Y はラジアン

結果はラジアン

絶対値

Gaussian。平均値 =0。SD=K (ユーザーが入力)。

 

 

 

 

 

 

指定のボックスに K を入力

関数の多くに変数 “K” が含まれています。ダイアログで K の値を入力します。Y 値を変換する際、すべてのデータ セットについて 1 つの K 値を入力するか、またはデータ セットごとに個別に K 値を入力できます。各データ セットに異なる K 値を入力するには、1 つのデータ セットを選択して K を入力し、次のデータ セットを選択してその K を入力する、というようにします。

K の値を入力する代わりに分析または情報定数をフックすることもできます。

 

X と Y の入れ替え

標準関数を選択する際、X 値と Y 値を入れ替えたり、X 値または Y 値、あるいはその両方の変換を選択できます。

X 値と Y 値の入れ替えに関する注意:

 

·

Prism では、結果シートに X カラムが 1 つのみ含まれる場合でも、複数のデータ セット (複数の Y カラム) が含まれているテーブルのデータを入れ替えることができます。この場合、追加の行が作成されます。結果は縦に長くなりますが、特定の行に 1 つのデータ セットのみが表示されます。

·

繰り返し Y 値 (または平均値と SD または SEM) を入力した場合、X カラムに平均の Y 値を入力することで X 値と Y 値が入れ替えられます。Y の散布に関する情報は無視されます。

·

X 値または Y 値の変換 (入れ替えに加えて) を選択した場合、データの変換は X 値と Y 値の入れ替え後に行われます。つまり、X 値の変換は元々 Y カラムに入力されていたデータに適用され、Y 値の変換は、元々 X カラムに入力されていたデータに適用されます。

 

エラー値の変換

繰り返し Y 値を入力した場合、変換は繰り返しデータごと、または繰り返しデータの平均値のいずれにも適用できます。

データを平均値、SD (または SEM) および N として入力した場合、Prism はエラー バーおよび平均値を変換しようとします。変換が本質的に非対称 (つまり対数) である場合、SD を変換することは数学的に不可能なため、SD のままになります。2 つの選択肢があります。平均値のみを変換するか、エラー バーを消去します。あるいはエラー バーを 95% 信頼区間に変換し、この信頼区間の両端を変換します。結果の 95% CI は非対称になります。

 

 

hmtoggle_plus1薬理学や生化学向けの変換

Eadie-Hofstee、Hanes-Woolf および Lineweaver-Burk 変換は酵素反応速度の結果のプロットに利用されます。Scatchard 変換は放射性リガンド結合、Hill プロットは用量反応データのプロットにそれぞれ利用されます。

重要: これらの変換は、データを表示するための方法としてのみ使用し、データ分析の最初のステップとして使用しないでください。実際のデータで非線形回帰を使用した方がより良い結果を得られます。

ここでは各変換の数学的定義について説明します。

関数

X 値の変換

Y 値の変換

Eadie-Hofstee

Y/X

不変

Hanes-Woolf

不変

X/Y

Hill

データを log(conc.) として入力した場合は不変。データを濃度として入力した場合は Log10(X)。

log10(Y/(Ymax-Y))

(Prism で Ymax の入力が求められる)

Lineweaver-Burk

1/X

1/Y

Log-log

Log10(X)

Log10(Y)

Scatchard

Y

Y/X

 

Prism では、データの単純変換を必要とする Bland-Altman プロットも作成できます。ただし、これは変換を使用せずに、別の分析を使用して行われます。

 

hmtoggle_plus1ユーザー定義の変換

ユーザー独自の変換を定義する際、数式にこれらの関数を含めることができます。ほとんどの関数は標準的なものです。ただし、sqr() 関数は環境が異なると意味が異なるため注意してください。Prism では sqr() は値を平方し、sqrt() は平方根を求めます。

X 値を変換する場合、関数に Y 値を使用できます。データ テーブルに複数のデータ セットが含まれている場合 (1 つの X 値に複数の Y 値が存在する)、結果は縦に長く、X 値が必要な数だけ繰り返されて表示されます。カラム A の結果は結果テーブルの上部に表示されます。その下にカラム B の結果が配置されます。これらの行については、カラム A は空白になります。

通常、すべてのデータ セットに対して同じ関数が適用されます。しかし、データ セットごとに異なる変換を適用する変換を作成することもできます。これを行うには、一部のデータ セットにのみ適用する行の前にカラム識別子を付けます。たとえば、データ セット B にのみ適用される変換の行の前に <B> を付けます。データ セット A 以外のすべてのデータ セットに適用される変換の行の前に <~A> を付けます。

IF 関数を利用して数式に分岐論理を取り入れることもできます。構文は以下のようになります。

IF (条件式, 真の値, 偽の値)

条件式の前に NOT を付けたり、2 つの条件式を AND または OR でつなぐこともできます。条件式の例:

MAX>100

Ymax=Constraint

(A<B or A<C)

NOT(A<B AND A<C)

FRACTION<>1.0

X<=A and X>=B 

注意:“<>” は等しくない、“<=” は以下、“>=” は以上を示します。以下に例を示します。

Y= IF (Y<Y0, Y, Y*Y)

Y が Y0 に満たない場合、Y は変換しません。それ以外の場合は Y は Y の 2 乗の値に変換されます。

Y = IF (Y<0, Y/0, Y)

この関数では、Y が正の値かゼロである場合に Y が返され、それ以外の場合は結果が空白になります。つまり、負の値がすべて削除されます。セルを空白にするには、ゼロで割るなど、不可能な数学的変換を実行します。